
年1回の非常用発電機の負荷試験で、
もしもの時の非常電源を万全の状態へ
非常時にさまざまな設備に電力を供給する非常用発電機は欠かせない重要な設備で災害時の生命線です。消防法で年1回点検を実施する事が義務付けられています。
当協会では、非常用発電機の確実な始動および安定した出力を確認するため、模擬負荷試験を実施しています。建物の防災設備として機能する非常用発電機は、実際の停電時に確実に作動し建物へ安定した電力を供給するための重要な設備です。しかし、通常の点検だけでは十分に発電能力を評価できない場合があります。
その為非常用発電機の負荷試験を行い、実際の運転状態に近い負荷をかけることで、エンジン・発電機の性能や燃焼状態、始動性、長時間運転の安定性を総合的に確認します。消防法では、非常用発電機は年1回の負荷試験または内部観察が求められており、法令遵守の面からも大切な検査となります。
適切な負荷試験を実施することで、不具合の早期発見や設備の健全性維持につながり、災害時の信頼性確保を図ることができます。
非常用発電機が不具合等により正常に運転できない場合、消火設備が作動せず、初期消火が困難となるおそれがあります。
業務内容について
Our Service
01負荷試験(模擬負荷試験)
当協会では専用の模擬負荷装置を用いて人工的な負荷をかけ、以下の項目を総合的に確認します。
- 規定出力に対する発電能力
- 電圧・周波数の安定性
- 冷却・排気など付帯設備の状態
- 過度のカーボン付着や劣化の兆候
模擬負荷試験を定期的に実施することで、非常時のトラブルを未然に防止し、安心して設備をご利用いただけます。
安全性と信頼性を確保するため、ぜひ当協会の模擬負荷試験サービスをご活用ください。
非常用発電機の模擬負荷試験(もぎふかしけん)とは、停電時に確実に発電できるかを確認するために、実際の負荷(電気の使用量)に近い状態を人工的に作り出して行う試験のことです。消防法で推奨されている重要な点検項目です。

02内部観察点検
非常用発電機内部観察点検とは、消防庁が負荷試験の代替点検方法として規定した点検方法です。非常用発電設備が災害時や停電時に確実に作動するよう、発電機内部の状態を目視および基本的な計測で確認する点検作業です。外観点検では分からない、機器内部の摩耗・劣化・緩み・汚れ・腐食などを早期に発見し、故障や始動不良を未然に防ぐことを目的としています。
主な確認項目には、以下のようなものがあります。
- 過給器コンプレッサー翼及びタービン翼並びに廃棄管等の内部監察
- 燃料噴射弁等の動作確認
- シリンダー摺動面の内部観察
- 潤滑油の成分分析
- 冷却水の成分分析
内部観察点検を行うことで、非常用発電機が「いざという時に確実に動く状態」に維持され、事業所や建物の安全性向上につながります。

03予防的保全策
非常用発電機の予防的保全策とは、消防予第373号(平成30年6月1日施行)にて規定された、非常用発電機の不具合を予防するための点検・部品交換等の対策を指します。
この保全策を毎年実施することで、原則1年に1回義務付けられている負荷運転または内部観察の実施を、6年に1回に延長することができます。ただし、毎年予防的保全策を実施し、その結果を消防機関に報告する義務があります。
予防的保全策の主な項目
予防的保全策は、主に「確認すべき項目」と「交換すべき消耗部品」の2つから構成されており、これらを毎年行う必要があります。
確認すべき項目
非常用発電機の始動性や運転性能を維持するために、以下の4箇所について異常がないことを確認します。(1年ごとに確認が必要です)
- 予熱栓
- 発熱部に断線、変形、絶縁不良などがないこと。
- 点火栓
- 電極の異常な消耗がないこと。
- プラグギャップ値が製造者の指定範囲内であること。
- 異常なカーボンの付着がないこと。
- 冷却水ヒータ
- ヒータケース外周または近傍の配管等が、その他の部位より温度が高いこと(作動確認)。
- テスタにて断線等の有無を確認すること。
- 潤滑油プライミングポンプ
- ・ポンプが正常に作動していることを確認すること。
交換すべき消耗部品
不具合を未然に防ぐため、製造者が設定する推奨交換期間以内に以下の消耗部品を交換します。
- 潤滑油
- 冷却水(不凍液など)
- 燃料フィルター
- 潤滑油フィルター
- ファン駆動用Vベルト
- 冷却水用等のゴムホース
- 燃料、冷却水、潤滑油、給気、排気系統や外箱等に用いられるシール材
- 始動用の蓄電池
リーフレット
Leaflet
自家発電設備点検の改正に
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関するリーフレット
負荷運転の営業活動等における不適切な
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情報に関する注意喚起リーフレット
内部観察等とは?
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予防的な保全策とは?
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[出展:総務省消防庁]